Adobe製品買い切り版について
一般的にAdobe製品と言えば、「Photoshop」「Illustrator」「Premiere Pro」「After Effects」「Audition」「Dreamweaver」「InDesign」等の製品が有名です。
上記ソフトウェアの買い切り版は、2012年にリリースされた「Creative Suite 6」が最後になりました。さらに、Adobeは「Creative Suite 6」の販売を終了しているため、基本的に買い切り版を購入することはできません。
ただし、「Photoshop」の簡易版である「Photoshop Elements 2024」と、「Premiere Pro」の簡易版である「Premiere Elements 2024」には買い切り版があります。上記のElements製品はAmazonで購入可能です。
Adobe公式サイトでは、Photoshop Elements 2024・Premiere Elements 2024の無料体験版がダウンロードでき、無料で30日間使用できます。
Elements製品の買い切り版価格
AdobeのElements製品「Photoshop Elements 2024」「Premiere Elements 2024」の価格を表にまとめます。
製品名 | Photoshop Elements 2024 | Photoshop Elements 2024 & Premiere Elements 2024 |
通常価格 | 19,580円 | 27,280円 |
Amazonで購入 | 17,622円 | 22,320円 |
旧版からのアップグレード | 12,980円 | 20,680円 |
(※2024年2月1日時点)
Adobe製品サブスクリプションについて
Adobeは、2012年発売の「Creative Suite 6」を最後に買い切り版の販売を終了しました。2013年以降は、月額・年額支払いプランのサブスクリプション「Adobe Creative Cloud」に移行しています。
「Adobe Creative Cloud」では、以下20種類の主要製品を利用可能です。
- Photoshop(画像編集ソフトウェア)
- Illustrator(ベクターイラストレーションソフトウェア)
- Lightroom(写真編集ソフトウェア)
- Lightroom Classic(写真編集ソフトウェア)
- Premiere Pro(ビデオ編集ソフトウェア)
- Media Encoder(映像変換・圧縮ソフトウェア)
- Prelude(映像制作の前処理ソフトウェア)
- After Effects(モーショングラフィックス・ビジュアルエフェクトソフトウェア)
- Audition(オーディオ編集ソフトウェア)
- Animate(アニメーション作成ソフトウェア)
- Character Animator(キャラクターアニメーションソフトウェア)
- Dimension(3Dデザインソフトウェア)
- Fuse(3Dキャラクターモデリングソフトウェア)
- Project Felix(3Dデザイン・レンダリングソフトウェア)
- Substance 3D(3Dデザインソフトウェア)
- Dreamweaver(Webデザインソフトウェア)
- InDesign(出版物作成ソフトウェア)
- InCopy(編集者向けソフトウェア)
- Spark(クリエイティブ作成・共有のためのWebアプリケーション)
- Acrobat Pro DC(PDF作成・編集ソフトウェア)
さらに、「Adobe Creative Cloud」は上記のソフトウェアが使用できるだけでなく、アップデート・モバイルアプリ・クラウドストレージなど多数の特典が含まれています。
「Adobe Creative Cloud」の料金プラン
「Adobe Creative Cloud」の料金プランを表にまとめます。
プラン名 | フォトプラン(20GB) | フォトプラン(1TB) | コンプリートプラン |
通常価格 | 1,078 円/月 | 2,178 円/月 | 6,480 円/月 |
学生・教職員向け | なし | なし | 1,980 円/月(初年度) |
フォトプラン(20GB)は、画像編集ソフトウェアの「Photoshop」と写真編集ソフトウェアの「Lightroom」がセットになったプラン。フォトプラン(1TB)との違いはクラウドフォトストレージの容量のみなので、フォトプラン(20GB)が圧倒的にお得です。
コンプリートプランは、「Adobe Creative Cloud」主要20製品全てが利用できます。クラウドフォトストレージの容量は100GBです。
ソフト単体で購入する場合、価格はソフトによって異なります。主要ソフトの「Illustrator」「Premiere Pro」「Photoshop」「After Effects」「InDesign」「Animate」「Dreamweaver」「Audition」について、価格は全て2,728円/月です。
またコンプリートプランをAmazonで購入する場合は、12か月版を購入することで公式サイトよりも割安で購入できます。具体的な価格は、公式サイトが72,336円/年、Amazonオンラインコード版が59,184円/年です。(※2024年2月1日時点)
コンプリートプランの学生・教職員向け適用範囲
コンプリートプランは学生・教職員向けプランだと、初年度は1,980 円/月、2年目以降は3,278 円/月と学割で安く購入できます。学割の購入資格は以下のとおりです。
- 中学校
- 高校
- 大学
- 短期大学
- 専門学校
購入資格の証明は、学校で発行されたメールアドレスを使用した場合、直ちに承認されます。また学校発行のメールアドレスがない場合、学生表・成績表・授業料明細票等の在籍証明書で確認可能です。
社会人が学割でコンプリートプランを購入する方法
「Adobe Creative Cloud」のコンプリートプランは、学生・教職員向け価格の方が圧倒的に安いです。そして学校に所属していない社会人でも、学割で購入する方法があります。
学生・教職員向け価格を利用する方法は、Adobe公認のオンラインスクールに入会すること。オンラインスクールに入会すると学生扱いになるため、学割で「Adobe Creative Cloud」コンプリートプラン1年分を購入できます。
オンラインスクールの「Adobe Creative Cloud」ライセンス付属Adobe講座を購入することで、授業料と1年間のAdobe製品利用料がセットになるわけです。
学割を利用できるオンラインスクールは、いくつかありますが以下の点でアドバンスクールオンラインがおすすめです。
- アドビシステムズから「プラチナスクールパートナー」に認定されている
- オンライン動画による授業で、実際に学校に通う必要がない
- 課題や学習ノルマがなく、好きなときに勉強できる
- 社会人が入会する場合、一番安い価格帯で入会できる
- どこよりも速く入会できるため、すぐにAdobe製品を利用できる
- 14ヵ月間学び放題で講座を受講できる
アドバンスクールオンラインの「Adobe通信講座」は、税込みで39,980円。Illustrator CC講座・Photoshop CC講座・Premiere Pro CC講座等の11講座が14ヶ月間学び放題です
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安価な買い切り版をオススメしない理由
- 2012年バージョンで古く、新しい機能が使用できない
- 「Adobe Creative Cloud」と同時に使用できない
- メーカーであるAdobeが推奨する購入方法ではない
ディーエルソフトで販売されている買い切り版は、2012年バージョンの「Creative Suite 6」。アップデートができないため、永遠に新しい機能は利用できません。
サブスクリプション「Adobe Creative Cloud」と買い切り版は、同じパソコンに共存できません。買い切り版をインストールする際は、「Adobe Creative Cloud」をアンインストールする必要があります。
さらに、Adobeは2013年以降は収益モデルをサブスクリプションに移行。公式サイトでの買い切り版は販売終了し、ログインサポートさえも終了予告しました。買い切り版廃止の方向性は明らかです。
無料体験版からオンラインスクールへの移行がオススメ
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