スタンダード・デラックス・テクノ・neo・メロディの違い
オタマトーンは、明和電機によって開発された電子楽器です。音符の形をしており、シッポスイッチを押すと音が出て、口をパクパクさせるとビブラートがかかります。
オタマトーンは、大きく分けて5種類の製品があります。「スタンダード」「デラックス」「テクノ」「neo」の特徴について、異なる項目を比較してみましょう。
ラインナップ | スタンダード | デラックス | テクノ | neo |
発売時期 | 2009年12月 | 2012年5月 | 2016年9月 | 2019年12月 |
ボリューム | 小/大 | 無段階調整 | 無段階調整 | 小/大 |
オクターブ | 低/中/高 | 低/中/高 | 低/中/高 | 低/中/高 |
電池 | 単四×3 | 単三×3 | 単三×3 | 単四×3 |
端子 | なし | DC、イヤホン | DC、イヤホン、OTM Link | OTM Link |
付属品 | なし | ストラップ | ストラップ、スマホ接続ケーブル | スマホ接続ケーブル |
スマホ対応 | なし | なし | 対応 | 対応 |
カラー | 多数 | 2色 | 2色 | 2色 |
コラボ | 多数 | カービィのみ | なし | なし |
サイズ(WHD)mm | 67×270×133 | 100×440×220 | 100×440×220 | 67×285×137 |
重さ | 200g | 700g | 760g | 260g |
「スタンダード」「デラックス」「テクノ」「neo」の主な違いと、「メロディ」の特徴について具体的に解説します。
サイズ
「デラックス」「テクノ」は、「スタンダード」「neo」と比較して一回り大きなサイズです。体積で比較すると約4倍もの差があります。
オタマトーンは、シッポスイッチと呼ばれる黒い部分を指で抑えて音を出します。サイズが大きいと、音階をより正確に押しやすくなるため、格段に演奏しやすくなります。
オタマトーンを楽器として楽しみたい方は、「デラックス」または「テクノ」がオススメです。
ボリューム
ボリュームについて、「スタンダード」「neo」は小・大の2種類です。対して「デラックス」「テクノ」は、ボリューム調整ツマミで無段階で音量を調節できます。
好みの音量に細かく調整するためには、明らかに「デラックス」または「テクノ」が優れています。
DC 5V端子
「デラックス」「テクノ」は、DC5V端子を搭載。定格に合うACアダプターを用意してコンセントに差し込むことで、電池切れを気にすることなく演奏できます。
電圧は100~240V、周波数は50〜60Hzに対応しており、世界中の仕様に対応できます。ただし、ACアダプターは付属していないため、本体と別に購入が必要です。
ACアダプターを購入する際は、電圧5V・電流1A・外径5.5mm・内径2.1mm・極性センタープラスの製品を選びましょう。該当するACアダプターを下記に紹介しておきます。
3.5mmステレオミニ端子(イヤホンジャック)
「デラックス」「テクノ」は、スピーカー・ヘッドホン・イヤホン等を接続できる3.5mmステレオミニ端子を搭載しています。ただし、「デラックス」と「テクノ」の仕様には大きな違いがあります。
「デラックス」は、イヤホンジャックを使用しても本体から音が出ます。対して「テクノ」はイヤホンジャックを使用すると本体から音が出ません。
周囲に音を出さず、自分だけイヤホンで音を聞きたい方は、必ず「テクノ」を選んでください。
スマートフォン対応(OTM Link)
「テクノ」「neo」は、スマートフォンと接続できるOTM Link(オタマトーン・ミュージック・リンク)機能を搭載。公式アプリ「オタマトーンスタジオ」をダウンロードすることで、さらに楽しい使い方が可能となります。
「オタマトーンスタジオ」には、以下のような機能があります。
- 楽器の音を変える(バイオリン・トランペット・フルートなど9種類)
- スケール(音階)を変える
- エフェクトをかけて音を変化させる
- リズムを伴奏として流す
- キーボードで演奏する
「オタマトーンスタジオ」にはiOS版・Android版の両方がありますが、Android版はOSの仕様上ほとんどの機能が動作しません。「オタマトーンスタジオ」を使用したい場合は、iPhoneかiPadを用意しましょう。
オタマトーンとスマートフォンの接続には、付属品の3.5mm4極ステレオミニケーブルを使用します。ただし、最新のiPhoneにはイヤホンジャックがないため、ライトニングコネクタとイヤホンジャックを繋ぐ変換ケーブルが必要です。
カラーバリエーションとコラボ製品
オタマトーンのラインナップの中でも、「スタンダード」は圧倒的なカラーバリエーションとコラボ・キャラクター製品の種類を誇ります。
カラーバリエーションは、ホワイト・ブラック・ピンク・ブルー・イエロー・グリーン・ブラウンなど。コラボ・キャラクター製品の種類は、カービィ・くまモン・初音ミク・ハローキティ・歌舞伎・忍者・招き猫などです。
好きなデザインのオタマトーンがある方は、「スタンダード」でお好みの製品を購入しましょう。
価格の違い
「スタンダード」「デラックス」「テクノ」「neo」の価格の違いは、以下の通りです。
ラインナップ | スタンダード | デラックス | テクノ | neo |
希望小売価格 | 3,630円(税込) | 9,350円(税込) | 11,000円(税込) | 4,950円(税込) |
実売価格 | 2,400円(税込) | 5,896円(税込) | 7,655円(税込) | 3,582円(税込) |
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「メロディ」の特徴について
オタマトーンのラインナップには、もう一つ「メロディ」という製品が存在します。「メロディ」は、あらかじめプリセットされた全11曲の音楽しか演奏できません。
楽器として自分で演奏したい場合は、「メロディ」を購入しないように注意しましょう。