「Tab B11」の性能を紹介
Lenovo(レノボ)は、世界的に有名なPCメーカー。パソコンだけでなく、タブレットなどのデバイスでも高く評価されています。
2024年2月に発売された「Tab B11」は、必要な機能のみに絞って価格を抑えた普及モデルのタブレットです。
「Tab B11」の詳しいスペックについて、以下の表にまとめました。
メーカー | Lenovo |
---|---|
製品名 | Tab B11 |
OS | Android13 |
画面サイズ | 10.95インチ |
液晶パネル | IPS |
ディスプレイ解像度 | 1920×1200(WUXGA) |
リフレッシュレート | 90Hz |
輝度 | 400nits |
プロセッサー | MediaTek Helio G88(2.00 GHz) |
ベンチマークスコア | 約270,000(Antutu) |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB(eMMC) |
充電コネクタ | USB Type-C |
バッテリー容量 | 7040mAh |
バッテリー充電 | 10~15W(USB PD対応) |
充電時間 | 約3時間15分(ゼロからフル充電まで実際に計測) |
スピーカー | クアッドスピーカー(Dolby Atmos対応) |
メインカメラ | 800万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac/a/b/g/n) |
SIMスロット | 非搭載(Wi-Fiモデル) 搭載(Wi-Fi/LTEモデル) |
microSDスロット | ◯ |
Bluetooth | ◯(Bluetooth5.1) |
指紋センサー | ✕ |
顔認証システム | ◯ |
イヤホンジャック | ◯ |
防水 | △(IP52) |
付属品 | Lenovo Tab Pen(スタイラスペン)、10W充電アダプター、USB A-Cケーブル、カードスロットピン、マニュアル |
サイズ | 幅255.3×高さ166.3×厚さ7.2mm |
重量 | 465g |
「Tab B11」のここがスゴイ!
- 迫力ある大画面と3Dサウンド
- 筆圧まで感知するスタイラスペン
- サブモニター化できる「Lenovo Freestyle」
- 有線イヤホンを使えるイヤホンジャック
- 作業効率を高める便利な機能
- SIMスロット搭載モデルを選択可能
Lenovo「Tab B11」を実際に使ってみて、非常にコストパフォーマンスが高いタブレットだと感じました。
よくぞ3万円台の価格で、これだけの使い勝手の良さを実現できたなと思います。子供用のタブレットにピッタリです。
特に優れているポイントについて具体的に解説していきますね。
迫力ある大画面と3Dサウンド
Lenovo「Tab B11」は高画質な映像と高音質なサウンドによる、エンターテインメント性能をウリにしています。
約11インチのワイド画面にはIPS液晶を採用するため、画面の正面からだけでなく斜めから観ても色鮮やかです。
Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーから出力される立体的な音は、聴いている人に納得感を与えます。
実際に映画を視聴してみましたが、家に居ながら気分は映画館。想像以上に満足度が高くて驚きました。
クリアで繊細な映像が没入感を高めます。解像度の高い大画面によって、細かなディティールまで表現可能です。
Dolby Atmosはもともと映画音響用に開発されたサラウンドシステム。まるで目の前で鳴っているような音の奥行きを感じました。
筆圧まで感知するスタイラスペン
Lenovo「Tab B11」はスタイラスペン「Lenovo Tab Pen」が標準で付属。数あるタブレットの中から選択した決め手の一つでもあります。
4096段階の筆圧感知と、傾き検出機能を搭載。軽いタッチなら細い線、力を入れたら太い線と、筆圧の加減ひとつで微妙なニュアンスも表現可能です。
ペンの駆動に必要な単6電池や予備のペン先も同梱されているため、購入してすぐに使い始められます。
実際にメモアプリを開いてイラストを描いてみましたが、紙にサインペンで絵を描くように自然な感覚でした。
描画レスポンスが早いので、素早くメモを取りたいときにも書き漏らしがありません。
サッと取り出して手軽にノート代わりに。プライベートでもビジネスでも、幅広いシーンで活躍します。
サブモニター化できる「Lenovo Freestyle」
「Lenovo Freestyle」は、Lenovo「Tab B11」をサブモニターとして使える機能です。
Windowsパソコンにアプリ「Lenovo Freestyle」をインストールすることで、ケーブルレスでマルチディプレイ環境が整います。
タブレットとパソコンの間では、ファイルの転送も可能です。撮影した写真や手書きのメモなどを手軽に共有できます。
Lenovo「Tab B11」は約11インチの大画面でありながら薄型で軽量。IPS液晶を採用しており、画面の正面からだけでなく斜めから見ても色鮮やかです。
ディスプレイは、安全規格についての第三者認証機関「TUV」から認証を受けた低ブルーライト機能を装備しています。
長時間使用する際に目の疲労を軽減するため、サブモニターの用途にはピッタリですね。
有線イヤホンを使えるイヤホンジャック
最近のタブレットは、イヤホンジャックを搭載していない製品が増えています。Bluetooth接続によるワイヤレスイヤホンの使用を前提としているからです。
ただし、子供が使う場合はBluetooth接続の仕方が分からないこともあります。
ワイヤレスイヤホンだとバッテリーが切れることもあり、有線イヤホンが使えると何かと便利です。
Lenovo「Tab B11」は標準でイヤホンジャックを備えており、子供でも簡単に有線イヤホンを接続できます。
もちろんBluetooth5.1を搭載しているため、ワイヤレスのイヤホン・ヘッドホン・スピーカー等も接続可能です。
時と場合に合わせて、無線と有線の好きな方を選べる点が嬉しいですね。
SIMスロット搭載モデルを選択可能
Lenovo「Tab B11」は、「Wi-Fi」モデルと「Wi-Fi/LTE」モデルの2種類が販売されています。
両者の価格差は約6,000円で、他メーカーのタブレットと比較すると、圧倒的に安く「Wi-Fi/LTE」モデルを購入可能です。
「Wi-Fi/LTE」モデルは、スマートフォンと同じように電話やネット回線を使えるSIMスロットを搭載しています。
外出先でタブレットを使う可能性がある方は、必ず「Wi-Fi/LTE」モデルを選びましょう。
「Wi-Fi/LTE」モデルを選択すると、SIMスロットにSIMカードを挿入してスマートフォンと同じようにモバイル回線を使用できます。
特に格安SIMを契約すると、外出先で安く通信できて便利です。
作業効率を高める便利な機能
Lenovo「Tab B11」はマルチウィンドウに対応しており、2つのアプリを横並びにしたり分割したりできます。
画面を分割すると、2つの作業を同時に進められるため便利ですね。
例えば一方の画面に撮影した写真を映しながら、もう一方の画面でキャンパスに絵が描けます。
プリインストール済みの「Myscript Calculator2」は、手書きの数式を自動計算してくれる便利なアプリです。
四則関数だけでなく、分数や平方根など、普通の電卓や表計算ソフトでも面倒な計算式を瞬時に計算します。
仕事で計算をする方はもちろん、子供の算数の宿題も簡単に答え合わせができる優れものです。
「Tab B11」のここが気になる……
- 最新3Dゲームをプレイするにはスペック不足
- サブモニター化はWindowsパソコンのみ対応
- 防水性能がお風呂で使うには不十分
Lenovo「Tab B11」は、3万円台と価格が安い分、性能を必要十分に抑えています。
高い性能を要求する用途については、使用していて難しさを感じる部分がありました。
少し気になったポイントについて解説します。
最新3Dゲームをプレイするにはスペック不足
Lenovo「Tab B11」のCPU性能は、最新のiPadと比較すると見劣りします。
試しに最新の3Dゲームである「原神」をプレイしてみましたが、動作が重くなり快適に遊べませんでした。
子供が使用するタブレットとしては、逆にゲームが遊べないことがメリットになる可能性もあります。
サブモニター化はWindowsパソコンのみ対応
サブモニター化に必要なアプリ「Lenovo Freestyle」は、WindowsまたはAndroidのみ対応しています。
MacBookを始めとするAppleのパソコンでは使えないため注意してください。
Lenovo「Tab B11」はAndroidタブレットですから、Windowsパソコンやクロームブック(Chromebook)との組み合わせが相性抜群です。
防水性能がお風呂で使うには不十分
Lenovo「Tab B11」の防水・防塵性能は「IP52」です。防塵性能は5級とかなりの性能を誇りますが、防水性能は2級と低めです。
雨がかかるような屋外やバスルームでの使用は避けておきましょう。
防水性能2級を備えているため、多少の水滴は問題ありません。子供が扱うタブレットしては嬉しい性能ですね。
「Tab B11」はこのような方にオススメ!
- スタイラスペンでお絵かきを楽しみたい
- 実家とビデオ通話で会話したい
- マルチディスプレイで仕事効率化したい
Lenovo「Tab B11」は値段が安くてコスパが高いため、子供用のタブレットにピッタリです。
また、サブモニター化にも対応しているため仕事の効率化にも役立ちました。
うちでは家族用のタブレットとして大活躍しています。中でも特に便利な使い方を紹介しますね。