戦略的思考力を学べる「バトルライン」
2人用ボードゲームの最高傑作とも呼ばれる「バトルライン」は、ぜひ一度遊んでみてほしいカードゲームです。有名ボードゲームデザイナーであるライナー・クニツィア氏の作品で、戦略性・心理戦・運要素がバランス良く絡みます。
9つのフラッグのうち5つのフラッグを取れば勝ちとなるため、取るフラッグと取らないフラッグの取捨選択が勝負のカギです。思いつくままにカードを置くだけでは勝てないため、子供に戦略的思考を学ばせられます。
フラッグを取る気満々のように見せて取らなかったり、逆に取る気がないように見えて取りにいったりと心理的な駆け引きも重要です。相手の意図を読み、対応して動く能力が育ちます。
2人プレイに最適化されているボードゲームは、1つ持っておいて損はありません。カードを引く運も絡むため、実力差をくつがえす要素がある点も魅力的です。
ボードゲーム名 | バトルライン |
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推奨年齢 | 8歳以上 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 約30分 |
難易度 | 普通 |
計画を立てる力を身に付ける「宝石の煌き」
「カタン」の次は「宝石の煌き」を買え!と言われることもあるくらい、有名なボードゲーム。ルールが簡単で覚えやすいにも関わらず、戦略的要素が豊富なところが人気の秘密です。
勝負に勝つためには、きちんと勝利への道筋を考える必要があります。計画して実行しながら、相手の妨害や運要素に対処するという、問題解決能力が養われます。
運要素もありますが、比較的実力差が出やすいゲーム性です。失敗を経験して次のプレイに活かしていく、学習の重要性が問われます。親子でじっくりと取り組んでいくボードゲームにピッタリです。
プレイ人数が2~4人と幅広く、家族で遊びやすい点も魅力的。宝石というリソースを管理しながら、計画通りに増やせたときの喜びは、一度味わうとヤミツキになります。
ボードゲーム名 | 宝石の煌き(Splendor) |
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推奨年齢 | 10歳以上 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 約30分 |
難易度 | 普通 |
論理的思考力を鍛えられる「交易王」
「交易王」は、バトルラインや宝石の煌きと比較するとマイナーなゲームと言えます。しかし、うちの家族では一番遊んでいるボードゲームです。
何度もプレイしたくなる秘密は、3人以上で遊ぶと必ず接戦になるゲーム性。なぜかほとんどのゲームが、75対73対72など1点を争う好ゲームになります。数学者であるライナー・クニツィア氏のゲームデザイン性の高さが光るボードゲームです。
個人戦にも関わらず協力する要素があるため、強い人が勝つとは限りません。恩を売って関係性を築き、上手く立ち回る必要があります。
特殊カードの購入は、効果に合わせて正しくプレイしないとお金が増えません。お金を増やす計画性・期待値の予測・ゲーム終了のタイミングなど、数学的思考力を鍛えるためには持ってこいのボードゲームです。
ボードゲーム名 | 交易王 |
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推奨年齢 | 10歳以上 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
難易度 | 普通 |
空間認識能力を向上する「ウボンゴ」
「ウボンゴ」は、ピースを組み合わせて決まった形を作るパズルゲームです。脳トレできる知育ゲームとして人気があり、ギフトとしてよく贈られるボードゲームの上位にランキングされます。
プレイ人数は4人まで遊べ、家族でワイワイとやるボードゲームとして最適です。推奨年齢は8歳以上ですが、大人と一緒であれば5歳くらいから遊べます。
ウボンゴで一番鍛えられる能力は、空間認識能力です。空間を正しく把握して、埋め込むピースを予測する必要があります。空間認識能力は、算数の図形問題を解く際に応用できますよ。
「ウボンゴ スタンダード」に慣れたら、「ウボンゴ トライゴ」「ウボンゴ エクストリーム」「ウボンゴ 3D」とステップアップできます。難易度が上がると、大人でも唸る問題があり、脳トレにピッタリです。
ボードゲーム名 | ウボンゴ(Ubongo) |
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推奨年齢 | 8歳以上 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
難易度 | 簡単 |
数学的思考力を養える「マンカラ・カラハ」
「マンカラ・カラハ」は、紀元前から世界中で遊ばれてきたボードゲームです。木製のボードと色とりどりのガラス製コマが美しく、見た目からも興味を引いてくれます。
マンカラ・カラハは石を数えながら、ゲームを進行させていきます。どのポケットにどれだけの石を置くべきか考えることで、数学的思考力を育てられます。
また、相手の作戦を予測して次の手を考える必要があるため、計画性と戦略的思考力を鍛えられます。勝敗がハッキリと決まるため、失敗から学ぶ思考力も向上するでしょう。
マンカラ・カラハには、100種類以上のローカルルールがあり、ルールを変えて遊び続けられます。子供の成長に合わせて、より難しいルールへ進化させることも可能です。
ボードゲーム名 | マンカラ・カラハ |
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推奨年齢 | 6歳以上 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 10~15分 |
難易度 | 簡単 |
日本語のボキャブラリーを増やす「もじぴったん」
「もじぴったん」は、元々テレビゲームで開発された文字遊びゲームです。ボードゲームになって、家族でワイワイとコミュニケーションを取りながら楽しめるゲームへと進化しました。
ルールは非常に簡単で、手持ちのカードを使ってボードに言葉を作っていきます。言葉を作れなかった場合は、山札から1枚カードを引かなければいけません。先にカードを全部なくした人が勝ちとなります。
もじぴったんは、文字を並べながら言葉を作っていくため、国語の学力を鍛えられます。遊びながら「その言葉はどういう意味なの?」と、日本語のボキャブラリーをどんどん増やせますよ。
ゲームに慣れてきたら、ジャンル縛り・文字数縛りを入れてみましょう。縛りをハンデにすれば、大人と子供も対等に勝負できます。
ボードゲーム名 | もじぴったん |
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推奨年齢 | 3歳以上 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20~30分 |
難易度 | 簡単 |
お金の使い方を勉強できる「モノポリー」
「モノポリー」は世界中で遊ばれている、グローバルなボードゲームです。土地を買って家やホテルを建てながら資産を増やしていきます。
モノポリーにおいて、土地の購入は所持金が減るというリスクを伴います。リスクとリターンを状況に応じて判断する計算は、数学的思考力が必要です。さらに、資産を持つことで将来的な収入が得られる、投資の考え方も学習できます。
欲しい土地があれば、現金や持っている土地と交換する交渉も可能です。取引を通して、子供は社交性やコミュニケーションスキルを勉強できるでしょう。
日本版に加えて、クラシック版・あつまれ どうぶつの森・より簡単なジュニア版があります。子供が興味を持ちやすい種類を選ぶことで、より楽しく家族で遊べるはずです。
ボードゲーム名 | モノポリー(MONOPOLY) |
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推奨年齢 | 8歳以上 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 60~90分 |
難易度 | 普通 |
日本地図を覚えられる「桃太郎電鉄」
「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~ ボードゲーム」は、テレビゲームで大人気の桃太郎電鉄シリーズをボードゲーム化。発売当初は大人気で品薄が続いていましたが、現在は手に入りやすくなりました。
桃太郎電鉄では、日本各地の地名や名産を学べます。日本地図の勉強には持ってこいのボードゲームです。すごろくの要素を取り入れた遊びを通して、地理の学習へとつなげられます。
他にも、お金の管理を通した経済的思考や、他のプレイヤーと駆け引きする戦略性も同時に学べます。テレビゲームの面白さをアナログゲームに移した再現性が見事です。
プレイ時間の調整がしやすく、短いルールだと30分、長いルールだと10時間以上遊べます。空いた時間を通して、家族でワイワイと盛り上がるのに最適のボードゲームです。
ボードゲーム名 | 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~ ボードゲーム |
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推奨年齢 | 6歳以上 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 30分~10時間 |
難易度 | 普通 |
コミュニケーション能力を鍛える「ito」
「ito」は、今大人気のコミュニケーションゲーム。1から100までのカードを1人1枚配り、テーマに沿って自分のカードの数字を表現し合います。
協力型ボードゲームのため、家族でワイワイと盛り上がることは確実です。みんなで協力して目標を達成する必要があるため、子供たちは協力心やチームワークの大切さを学べます。
ゲームの性質上、積極的に話す必要があり社交性やコミュニケーション能力を鍛えられます。相手の言葉に対して価値観の違いを考えて、質問力や気持ちを推測するスキルも必要です。
プレイ人数は2人からですが、多いほうが断然楽しいです。家族はもちろん、大人数で遊ぶボードゲームとして持っておいて損しません。
ボードゲーム名 | ito(イト) |
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推奨年齢 | 8歳以上 |
プレイ人数 | 2~10人 |
プレイ時間 | 30分 |
難易度 | 簡単 |
演技力を磨ける「犯人は踊る」
「犯人は踊る」は、参加者に手札カードを配り、誰が犯人かを当てるゲームです。「探偵」カードを持つ人が「犯人」カードを持つ人を当てるか、 最後まで「犯人」カードを持ち続けた人が勝ちとなります。
「犯人は踊る」の面白いポイントは、探偵と犯人が入れ替わる点です。常に状況が変化するため、思いもしないハプニングが発生。戦略性と運の要素がバランスよく合わさっています。
「第一発見者」「目撃者」「探偵」などの役割が与えられるため、子供たちの演技力や表現力も向上します。「私が大事にしていたお菓子を食べたのは誰?」「私見たのよ!あなたがお菓子を食べているところ…」「犯人はお前だ!」など、役になりきって演技しましょう。
プレイ人数は3人からになっていますが、ゲーム性を考えると5人以上が面白いです。役がカードで与えられるためルールが分かりやすく、子供から大人まで楽しめます。
ボードゲーム名 | 犯人は踊る |
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推奨年齢 | 8歳以上 |
プレイ人数 | 3~8人 |
プレイ時間 | 10分 |
難易度 | 簡単 |