水をこぼした時の対処方法
- すぐに電源を切る
- 水を吸い取る
- 内部の水を出す
- キーボードを乾かす
- 完全に乾くのを待つ
1.すぐに電源を切る
まずはキーボードの電源を切りましょう。
PCと有線接続されている場合はケーブルを抜いて、キーボードに電気が流れていない状態にします。
2.水を吸い取る
乾いた清潔な布やペーパータオルを使って、キーボード表面の水を吸い取りましょう。
キーボードを裏向きにして作業すれば、水が内部まで侵入するのを防ぎます。
3.内部の水を出す
水が内部に入り込むのを防ぐために、キーボードを優しく振って余分な水分を排出しましょう。
必要以上に激しく振ると、逆に内部まで水が広がる原因になるので注意してください。
4.キーボードを乾かす
キーボードを風通しの良い場所に置いて、自然乾燥させます。
ドライヤーの冷風モードを活用すれば効率よく乾かせますが、熱風は使わないように注意しましょう。
5.乾くのを待つ
キーボードが完全に乾くまで待ちます。急いで使用すると故障の原因となるため、慌てないように心がけましょう。
早く使いたい気持ちも分かりますが、最低でも1日、余裕があれば1週間ほど乾燥の時間を確保したいです。
完全に乾燥させることで、故障のリスクを最小限に抑えることができます。
絶対にやってはいけない注意点
- 電源を入れたまま放置しない
- ドライヤーの熱風を使わない
- キーボードを振りすぎない
- キーボードを分解しない
- 急いで使おうとしない
電源を入れたまま放置しない
キーボードに水をこぼしてしまったら、表面だけでなく内部まで水が侵入していることもあるでしょう。
電源を入れたまま放置していると、水が電気回路や配線に触れた時に、ショートが発生する恐れがあります。
有線接続の場合、キーボードだけでなくPCにも影響する可能性があるので、注意しましょう。
ドライヤーの熱風を使わない
1秒でも早く乾かしたい思いから、ドライヤーを使用したい気持ちも分かります。しかし使用する際には注意が必要です。
ドライヤーの熱風は、キーボードの部品に変形・破損などのダメージを与える恐れがあります。
ドライヤーで乾かしたい場合は、冷風モードを使用するか、自然乾燥をさせてください。
キーボードを振りすぎない
キーボード内部に入った水を排出させたい時は、振りすぎないように注意しましょう。
振りすぎると、水が内部に広がる恐れがあります。場合によっては、被害が拡大する原因です。
激しく振らなくても内部の水は除去できるので、慌てず丁寧に行動してください。
キーボードを分解しない
キーボードを分解してしまうと、メーカー保証が無効になったり、壊す恐れがあります。
まずは落ち着いて対処方法を実行してみましょう。それでも異常がある際は、専門家に修理を任せるのが安全です。
急いで使おうとしない
キーボードを完全に乾かすまで、急いで使おうとしないでください。
湿気が残ったまま使用してしまうと、故障の原因になる恐れがあります。
キーボード使用前に確認したいこと
- 完全に乾いているか確認する
- キーが正常に動作するか確認する
- 正常に接続できるか確認する
- 動作中に異常がないか確認する
完全に乾いているか確認する
外見では乾いているように見えていても、内部の乾燥が不十分なこともあります。
湿気が残っていると動作不良の原因になりますが、内部の状態を見るのは難しいです。
乾燥時間を十分に確保した上で、内部まで完全に乾いているかどうかの判断は慎重に行いましょう。
キーが正常に動作するか確認する
キーボードの電源を入れる前に、各キーを押して正常に動作するか確認します。
キーが押された時に、違和感や異音がある場合は、内部に水が残っている可能性が高いです。
改めてキーボードを乾燥させてから、正常に動作できるか確認してみましょう。
正常に接続できるか確認する
キーボードをPCに接続して、正常に接続できているか確認します。
電源を入れた時やPCにケーブルを差した時に、キーボードのランプが点灯することも判断材料の一つです。
また実際にキーをタイピングして、正しく認識されることを確認します。
動作中に異常がないか確認する
キーボードを接続している間、動作中に異常がないか確認します。
たとえば、押してないキーが勝手に動作したり、特定のキーが反応しにくい場合は、問題が発生している可能性が高いです。
初めは問題なくても、後から水濡れの影響が出ることも。動作に異常がある際は、すぐに電源を切り専門家へ相談しましょう。
キーボードを水濡れから守る方法
キーボードを水濡れから守る方法として、PCデスクで水を飲まないのが一番。しかし飲みながら作業したい方も多いはずです。
水を飲む際は、ペットボトルなどフタ付き容器に入れるだけでも、水がこぼれるリスクを軽減できます。
しかし、いくら気を付けていても絶対に大丈夫とは言えません。そんな方は、耐水性の高いキーボードをおすすめします。
防水キーボードは高い耐水性を持ち、水をこぼしても内部に水が侵入するのを防ぐように設計されています。
PCデスクでよく水を飲む方にとって、水濡れのリスクを簡単に軽減可能です。
丸ごと水洗いできる機種を選べば、水だけでなくコーヒーなどの飲料をこぼした時にも、汚れを洗い流せます。