マウスとトラックボールの比較表
比較項目 | マウス | トラックボール |
---|---|---|
使いやすさ | ◯ すぐ使える |
× 慣れが必要 |
持ち運び | ◯ しやすい |
△ 不向き |
種類 | ◯ 多い |
△ マウスより少ない |
メンテナンス | ◯ ほとんど不要 |
△ 定期的に掃除が必要 |
設置スペース | △ 狭いと作業効率が低下 |
◯ 本体を動かさない |
手首の負担 | △ 負担が大きい |
◯ 負担が小さい |
カーソル移動 | △ ダイナミックな動きが得意 |
◯ 高速移動や微調整が得意 |
デスクの素材 | × 素材を選ぶ |
◯ 影響を受けない |
トラックボールの良いところ
- 作業スペースを節約できる
- 腕や手首への負担が軽減される
- カーソルを高速で移動できる
- カーソル位置の微調整ができる
- 机の素材から影響を受けない
- 多様なデザインがある
作業スペースを節約できる
スムーズにマウス操作をするためには、マウス周辺に作業スペースを空けておく必要がありました。
トラックボールの場合、ボールを回転させることでカーソルを制御。本体を動かす必要がありません。
設置場所さえ確保できれば、スムーズなカーソル移動が可能。デスクのスペースを節約できます。
腕や手首への負担が軽減される
マウス操作をするためには、カーソル移動のたびに腕や手首を動かす必要がありました。
トラックボールの場合、指の動きだけでカーソルを制御。身体への負担が少なくて済みます。
アームレストやリストレストに腕や手首を置いたまま、カーソル移動が可能。長時間の作業にもオススメです。
カーソルを高速で移動できる
マウス操作の場合、画面の端から端までカーソル移動したい時に、手間取ることがありませんか?
トラックボールを使えば、ボールを素早く回転させるだけで、一瞬で移動できます。
大型モニターや、マルチモニターを使用している方は特に、効率良くカーソル移動が可能です。
カーソル位置の微調整ができる
マウス操作でカーソルの位置を細かく合わそうとしても、手を離した反動で簡単にズレてしまいます。
トラックボールでは、ボールを触らない限り位置が変わりません。指先でカーソル位置の微調整が簡単にできます。
動画編集やフォトレタッチなどの細かなカーソル移動でも、スムーズな操作が可能です。
机の素材から影響を受けない
マウスの読み取り精度は、デスクの材質から影響を受けます。特にガラス面は、いずれの方式でも精度が低下傾向です。
そのため、マウスパッドを敷いて対策をします。しかし、机の上はできるだけシンプルにしたい方も多いはずです。
トラックボールはどんな材質の上に置いても、精度に影響は出ません。デスクの上が片付いてスッキリします。
多様なデザインがある
通常のマウスであれば、カーソル移動は本体を動かして操作します。
トラックボールの場合、各メーカーから多種多様なデザインのモデルが販売。操作方法も様々です。
例えばボール操作が親指・人差し指・中指など、バリエーションが豊富。好みや、手の大きさによっても選択できます。
トラックボールの気になるところ
- 慣れるまでに時間がかかる
- 持ち運びには向かない
- 比較的、商品数が少ない
- 定期的な清掃が必要になる
- 他人との共有が難しい
慣れるまでに時間がかかる
慣れると思いのままに操作できるトラックボール。しかし初心者は、マウスのようにスムーズに操作するために時間がかかります。
1日の作業内容・時間などによって個人差がありますが、1週間〜1ヶ月くらい。一時的に作業効率が下がると心得てください。
初めての方にとって1番のハードルです。一度慣れてしまえば、高い操作性が手に入るので、焦らずマスターしていきましょう。
持ち運びには向かない
トラックボールは、自宅や職場などいつも同じデスクで作業する方に、特におすすめします。
理由は、マウスと比べてトラックボールは大きくて重いモデルが多く、持ち運びには不向きだからです。
逆に、同じデスクで作業をする方にとっては安定感が高いので、使いやすさが向上するポイントになります。
比較的、商品数が少ない
Amazonで「マウス」を検索すると、周辺機器を含めて40,000件以上。一方で「トラックボール」は、570件程度しかありません。
各メーカーからカラーや形状など、さまざまな製品が販売されているマウスと比較すると、商品数が少ないのが事実です。
選択肢が少ないということは、商品選びがラクになるというメリットとしても考えられます。
定期的な清掃が必要になる
トラックボールは指で直接操作するので、皮脂や汚れが付着しやすく、使っているうちにボールの動きが鈍くなります。
スムーズな操作性を維持するためには、定期的に清掃が必要です。ボールは本体から取り外せるので、簡単にキレイにできます。
毎日触るガジェットですので、定期的なメンテナンスで、清潔さも保ちましょう。
他人との共有が難しい
トラックボールは、一般的にはマウスよりも普及していません。そのため、周りの人たちと共有するのが難しい場合があります。
トラックボールに慣れていない方に、使用を強要するとストレスを与える恐れがあるので、注意が必要です。
自宅や職場の自分専用デスクで作業する方にとっては、特に問題はありません。