Mistel「BAROCCO」シリーズの違いを比較
左右分離型のキーボードと言えば、Mistel(ミステル)の「BAROCCO MD770」シリーズです。F1~F12のファンクションキーや矢印キーを搭載した75%タイプキーボードで、Fnキーを組み合わせるとフルキーボードと同様の入力が可能になります。
「BAROCCO MD770」シリーズでは、現在9モデルが販売されています。その違いについて表を使い詳しく解説します。
「BAROCCO MD770」日本語配列モデル
軸の種類 | 赤軸 | 青軸 | 茶軸 | 静音赤軸 |
スイッチ特性 | リニア | タクタイル | タクタイル | リニア |
キー荷重 | 45cN(約45g) | 60cN(約60g) | 55cN(約55g) | 45cN(約45g) |
入力位置 | 2.0 mm | 2.2 mm | 2.0 mm | 1.9 mm |
キーストローク | 4.0 mm | 4.0 mm | 4.0 mm | 3.7 mm |
クリック音 | なし | あり | なし | 静音 |
接続方式 | 有線 | 有線 | 有線 | 有線 |
「BAROCCO MD770」日本語配列モデルは、メカニカルキーボードの軸の種類が異なります。接続方式は全てUSBによる有線方式です。
「BAROCCO MD770」英語配列モデル
軸の種類 | 赤軸 | 青軸 | 茶軸 | 静音赤軸 | スピード シルバー軸 |
スイッチ特性 | リニア | タクタイル | タクタイル | リニア | リニア |
キー荷重 | 45cN(約45g) | 60cN(約60g) | 55cN(約55g) | 45cN(約45g) | 45cN(約45g) |
入力位置 | 2.0 mm | 2.2 mm | 2.0 mm | 1.9 mm | 1.2 mm |
キーストローク | 4.0 mm | 4.0 mm | 4.0 mm | 3.7 mm | 3.4 mm |
クリック音 | なし | あり | なし | 静音 | なし |
接続方式 | 有線 | 有線 | 有線/無線 | 有線 | 有線/無線 |
「BAROCCO MD770」英語配列モデルは、高速入力が可能なスピードシルバー軸を合わせて展開。Bluetooth接続が可能な無線モデルは、茶軸とスピードシルバー軸に在庫があります。
日本語・英語配列の違いについて
キーボードにおける日本語配列と英語配列の違いは、主に以下の通りです。
- 記号(@ : ; ( ) [ ]等)の配置
- 全角半角(E/J)キーの有無
- カナ(Kana)キーの有無
- Enterキーの大きさ
- スペースキーの大きさ
- 矢印キーの配置
上記の中で一番問題になる点が、矢印キーの配置です。「BAROCCO MD770」の日本語配列モデルは矢印キーが横に並んでおり、感覚的に慣れるまで時間がかかります。
ただし「BAROCCO MD770」は、ハードウエアマクロ機能によるキーの配置変更が可能です。右シフトキーを上矢印キーに変更することで、矢印キーが打ちやすくなります。変更後はキートップを入れ替えると、更に分かりやすいです。
赤軸・青軸・茶軸・静音赤軸・シルバー軸の違い
赤軸は、最も押す感覚が軽いモデルです。長時間タイピングしていても疲れにくい特徴を持ちます。
青軸は、「カタカタ」というクリック感が強いモデルです。入力している感覚を強く感じられます。
茶軸は、青軸と赤軸の中間的な特徴を持つモデルです。タイピング音を抑えつつ、適度にクリック感があります。
静音赤軸は、赤軸の静音性を高めたモデルです。会議等で通話しながらタイピングする方に向いています。
スピードシルバー軸は、入力判定する深さを浅くしたモデルです。キーを浅めに押しても反応するため、高速タイピングを実現したい方に向いています。
メカニカルキーボードの軸の種類については下記の記事で詳しく解説しています。