「ブラビア9」のスペック
「ブラビア9(XR90シリーズ)」は、ソニーが2024年8月に発売した最新テレビ「ブラビア」シリーズのフラッグシップモデルです。
ブラビアの2024年モデルは、ブラビア9・ブラビア8・ブラビア7・A95Lシリーズが発売されましたが、その中でも最高のスペックと最大の画面の大きさを誇ります。
「ブラビア9(XR90シリーズ)」の詳しいスペックについて以下に示します。
メーカー | SONY(ソニー) |
---|---|
型番 | K-85XR90 |
液晶パネル | Mini LED |
画素数 | 3,840×2,160(4K) |
チューナー数 | 3 |
スピーカー | 8個70W(10+10+10+10+10+10+5+5) |
録画機能 | 外付けHDD(2番組同時録画可) |
ネットワーク | 有線LAN、無線LAN、Bluetooth |
接続端子 | HDMI端子×4、USB端子×2、光デジタル音声出力端子、LAN端子、ヘッドホン出力端子 |
機能 | 音声検索機能付リモコン、PlayStation連携、番組表 |
消費電力 | 350W(65型)~512W(85型) 待機時:0.5W |
「ブラビア9(XR90シリーズ)」の画面サイズは以下の3種類がラインアップされています。
製品名 | 画面サイズ | 幅×高さ×奥行(cm) | 消費電力(待機時) |
K-85XR90 | 85型 | 188.8×109.7×45.7 | 512W(0.5W) |
K-75XR90 | 75型 | 166.7×97.2×39.7 | 456W(0.5W) |
K-65XR90 | 65型 | 144.3×84.6×34.9 | 350W(0.5W) |
「ブラビア9」の特徴チェック
- 画面の圧倒的な美しさ
- テレビのスピーカーだけで立体音響
- 動画配信サービスとの相性抜群
画面の圧倒的な美しさ
ソニー「ブラビア9」は、従来モデルから輝度を最大1.5倍に向上。4Kブラビア史上最高輝度を実現しました。
実際に見てみましたが、色の表現度が抜群で実際にそこにいるかのようなリアル感を感じさせてくれます。
ベゼル(ディスプレイを囲う枠)も非常に細く、圧倒的な没入感です。
液晶テレビは漆黒の表現が苦手だと言われてきましたが、「ブラビア9」は引き締まった黒色を実現しています。
ソニー独自のLEDドライバーで、Mini LEDバックライトを緻密に制御しているためです。
プロセッサー「XR」が映像を分析し、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くすることで高いコントラストが生まれています。
「ブラビア9」の映像面で使われているソニー独自の技術は以下のとおりです。
- High Peak Luminance(4Kブラビア史上最高の明るさ)
- XR Backlight Master Drive(バックライトの緻密な制御)
- XR Contract Booster 30(明暗くっきりでコントラスト向上)
- X-Wide Angle(斜めから見ても鮮やかな映像)
- XR Triluminos Pro(彩度・色相・明度を最適化し自然な色を再現)
- XR Clear Image(ノイズを除去し精細な映像を実現)
- XR 4K Upscaling(あらゆる映像を4Kに高精細化)
高級テレビ市場に目を向けて力を入れてきた、ソニーの高い技術を全て結集して完成したテレビが「ブラビア9」なのです。
テレビのスピーカーだけで立体音響
ソニー「ブラビア9」は、テレビ本体に以下のスピーカーを搭載しています。
- ミッドレンジ×2(10W×2)
- トゥイーター×2(10W×2)
- サブウーファー×2(10W×2)
- ビームトゥイーター×2(5W×2)
合計8つ70Wのスピーカーで、包みこまれるような立体音響を実現しました。
「ブラビア9」の音を実際に聴いてみましたが、明らかに普通のテレビとは音の立体感が異なります。
別売りのスピーカーを取り付けなくても、本体のテレビのみで立体音響を実現していることに驚きました。
特に高音がクリアで際立っており、より本物に近い音声を感じられます。
「ブラビア9」には「3D Surround Upscaling」が搭載されており、あらゆる音源を3次元の立体音響に変換可能。
またソニー独自の技術「アコースティック マルチ オーディオ プラス」により、フレーム自体の音を震わせて高音域の音を表現しています。
テレビ本体のスピーカーとしては、最高レベルの音響だと実感しました。
動画配信サービスとの相性抜群
ソニーの「ブラビア9」は、日本市場だけでなく世界市場をターゲットにしています。
世界で売れるための鍵になる機能が、様々な動画配信サービスへの対応です。
「ブラビア9」はGoogle TV機能を搭載しており、あらゆる動画配信サービスの中からあなたにピッタリのコンテンツを紹介してくれます。
「ブラビア9」が対応している動画配信サービスの一部を紹介します。
- Netflix
- Amazonプライムビデオ
- U-NEXT
- TVer
- ABEMA
- Hulu
- YouTube
- Disney+
- DAZN
- FODプレミアム
- Apple TV
テレビ本体に無線LANを内蔵しているため、LANケーブルを接続しなくてもインターネットを利用して映像コンテンツを見られます。
「ブラビア9」には、ソニー独自のコンテンツサービス「SONY PICTURES CORE」のプロモーションが付属しています。
最大2年間見放題になるため、テレビが届いたその日からおうち映画館を楽しむことが可能。
圧倒的な映像美と包みこまれるような立体音響で映画を見ると、夢のようなひとときを過ごせますよ。
「ブラビア9」の良いところ
- ソニーの技術を結集した最高峰のテレビ
- シームレスエッジで没入感抜群
- 無線LAN内蔵で簡単にインターネット接続
- Bluetoothでワイヤレススピーカー対応
- 2番組を同時に裏録画可能
ソニーの技術を結集した最高峰のテレビ
「ブラビア9」は高級なプレミアムテレビ市場に力を注ぐ、ソニーのフラッグシップモデルです。
美しい画面・迫力ある音声・洗練されたデザイン全てに、ソニー最高峰の技術が結集されています。
「とにかく画面が綺麗で、一番性能が高いテレビが欲しい」という方は「ブラビア9」を選んでおけば間違いありません。
シームレスエッジで没入感抜群
「ブラビア9」は超狭額ベゼルのシームレスエッジを採用。大画面と比較すると驚くほどの細さです。
シームレスエッジにより抜群の没入感を実現しており、テレビを見るというよりもテレビの世界に入り込む気分になります。
4-wayスタンドで多様な設置環境に対応
「ブラビア9」付属の4-wayスタンドは、下記4種類の設置に対応。
- スタンド外側
- スタンド内側
- サウンドバースタイル外側
- サウンドバースタイル内側
テレビ台のサイズ・サウンドバーの有無によって、自由に設置スタイルを選択できます。
無線LAN内蔵で簡単にインターネット接続
「ブラビア9」は無線LANを内蔵しているため、簡単にインターネット接続できます。
地上デジタル放送・BSデジタル放送・BSデジタル4K放送・CS放送・動画配信サービスなど、あらゆる放送の種類に対応できるテレビです。
有線によるLAN接続が必要ないため、自由な場所に設置できます。
Bluetoothでワイヤレススピーカー対応
Bluetooth接続に対応しているため、下記のように様々なスピーカーと接続できます。
- ワイヤレス5.1chホームシアターシステム
- ワイヤレスサウンドバー
- ワイヤレスヘッドホン
- ワイヤレスイヤホン
- ワイヤレスネックスピーカー
特に「ブラビア9」と同時に発売された「BRAVIA Theatre Bar 9」との相性は抜群です。
2番組を同時に裏録画可能
ソニーは日本のメーカーであるため、録画機能や番組表など日本独自のテレビ向け機能も完璧です。
「ブラビア9」は視聴専用チューナーを1つ、録画専用チューナーを2つ搭載しているため、1つの番組を見ながら2番組を同時に裏録画できます。
ソニー製はもちろん、バッファロー・アイオーデータ・エレコムなど他社製の外付けHDDも動作確認されているため安心です。
「ブラビア9」の気になるところ
- 画面サイズは大型(85・75・65型)限定
- フラッグシップモデルならではの価格
画面サイズは大型(85・75・65型)限定
ソニーの「ブラビア9」テレビは、画面サイズが85・75・65型の3種類です。
サイズを大型に限定し、スピーカーの位置を大型専用に最適化することに成功しています。
小型の高級テレビをお探しの方は、4K有機ELテレビの「A95Lシリーズ(65・55型)」や「A90Kシリーズ(48・42型)」がおすすめです。
フラッグシップモデルならではの価格
2024年9月1日現在、Amazon販売の「ブラビア9」の価格は以下のようになっています。
画面サイズ | 価格 |
---|---|
85インチ | 1,000,000円 |
75インチ | 825,000円 |
65インチ | 600,000円 |
普及モデルのテレビと比較すると価格が高いため、質の違いが分かる方向けのテレビと言えるでしょう。