「AfterShokz」の特徴チェック
「AfterShokz」は骨伝導技術で音を伝える、ワイヤレスヘッドホンです。一般的なヘッドホンは空気伝導で音波を内耳へと届けますが、骨伝導ヘッドホンは音の振動を骨を通じて聴覚神経へと伝えます。
骨伝導の特徴は、何と言っても周囲の音が聞こえることです。耳を塞がないため、ヘッドホンが伝える音楽と周りの環境音の両方を聞くことができます。
「AfterShokz」は、9年以上に渡り骨伝導技術を追求し続けてきた、骨伝導ヘッドホンのトップブランド。世界中で625の特許取得や、60以上の賞を受賞しており、性能の高さは業界でトップレベルです。
「AfterShokz」シリーズ各製品の比較
骨伝導ワイヤレスヘッドホン「AfterShokz」は、目的や用途に合わせて複数の製品が展開されています。それぞれの製品について、特徴やおすすめの使い方を解説します。
AEROPEX
品番 | AS800 |
---|---|
インピーダンス | 8.5 Ω |
音圧感度 | 105 db |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
防水防塵性能 | IP67 |
バッテリー容量 | 145 mAh |
バッテリー駆動時間 | 8時間 |
バッテリー待機時間 | 10日間 |
バッテリー充電時間 | 2時間 |
充電端子 | マグネット充電ケーブル |
Bluetooth | Bluetooth Ver.5.0 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、HFP |
機能 | マイク、リモコン |
カラー | コズミックブラック ルナグレー ブルーエクリプス ソーラーレッド |
重量 | 26 g |
「AEROPEX」の特徴は、何と言っても防水性能の高さ。「IP67」は30分間の水没に耐えられる防水性能を持つため、雨や汗から完全に本体を保護できます。
また、フレームには高級感のあるフルチタニウムを採用。頭部にしっかりとフィットするため、激しい運動でもずれることはありません。
「AfterShokz」シリーズの中でも「AEROPEX」は、ランニングやサイクリング等のスポーツを行いながら音楽を聴く用途に優れた骨伝導ワイヤレスヘッドホンです。
AEROPEX PLAY
品番 | AS800ET |
---|---|
インピーダンス | 8.5 Ω |
音圧感度 | 105 db |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
防水防塵性能 | IP67 |
バッテリー容量 | 145 mAh |
バッテリー駆動時間 | 8時間 |
バッテリー待機時間 | 10日間 |
バッテリー充電時間 | 2時間 |
充電端子 | マグネット充電ケーブル |
Bluetooth | Bluetooth Ver.5.0 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、HFP |
機能 | マイク、リモコン |
カラー | コズミックブラック |
重量 | 25.2 g |
「AEROPEX PLAY」の特徴は、フラッグシップモデル「AEROPEX」の高性能そのままに小型化した点です。小さめのサイズに設計しているため、小学生や中学生にもぴったりとフィットします。
また、ヘッドホンの最大音量は通常設定で85dBに制限されており、発育途中である子供の耳の健康に配慮されています。
「AfterShokz」シリーズの中でも「AEROPEX PLAY」は、まだ体が大きくない子供に適したサイズの骨伝導ワイヤレスヘッドホンです。
OPENCOMM
品番 | ASC100 |
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インピーダンス | 8.5 Ω |
音圧感度 | 96 db |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
防水防塵性能 | IP55 |
バッテリー容量 | 170 mAh |
バッテリー駆動時間 | 16時間 |
バッテリー待機時間 | 14日間 |
バッテリー充電時間 | 1時間 |
充電端子 | マグネット充電ケーブル |
Bluetooth | Bluetooth Ver.5.0 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、HFP |
機能 | マイク、リモコン |
カラー | ブラック スレートグレー ライトグレー |
重量 | 33 g |
「OPENCOMM」は、DSPノイズキャンセリング機能を搭載したブームマイクを採用。バックグラウンドノイズを最小限に抑え、人間の音声に特化して相手に聞こえるように設計されています。
また、他製品と比較してバッテリー駆動時間が16時間と長いため、一度満充電しておけば1日を通してバッテリー切れの心配をする必要がありません。たとえ充電していなかった場合でも、5分の急速充電で最大2時間の通話が可能となります。
「AfterShokz」シリーズの中でも「OPENCOMM」は、通話しながら仕事をするオフィスワーカーや、音楽を聴きながら仕事をする在宅ワーカーに適した、骨伝導ワイヤレスヘッドホンです。
OPENMOVE
品番 | AS660 |
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インピーダンス | 8.0 Ω |
音圧感度 | 96 db |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
防水防塵性能 | IP55 |
バッテリー容量 | 135 mAh |
バッテリー駆動時間 | 6時間 |
バッテリー待機時間 | 10日間 |
バッテリー充電時間 | 2時間 |
充電端子 | USB-C |
Bluetooth | Bluetooth Ver.5.0 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、HFP |
機能 | マイク、リモコン |
カラー | スレートグレー アルパインホワイト エレベーションブルー ヒマラヤンピンク |
重量 | 29 g |
「OPENMOVE」は、「AfterShokz」シリーズの特徴である高い骨伝導技術を搭載しながら、価格を抑えた普及モデルです。
フラッグシップモデル「AEROPEX」と比較すると、防水性能が「IP55」と低めのため完全に水中へと沈めることはできませんが、雨や汗で故障の心配はありません。また、充電端子がUSB-Cのため、接続の手間があります。
「AfterShokz」シリーズの中でも「OPENMOVE」は、よりリーズナブルな価格で購入できる骨伝導ワイヤレスヘッドホンです。
【注意】XTRAINER、AIR、TITANIUMについて
「XTRAINERZ」は、ワイヤレスヘッドホンではなくオーディオプレイヤーです。よって、スマホの音楽をBluetooth接続で聞いたり、通話したりすることはできません。防水性能が高く水深2mまでの水中に2時間耐えられるため、プールで泳ぎながら音楽を聴けるメリットがあります。
「AIR」「TITANIUM」は、「AfterShokz」シリーズにおける1世代前の製品ラインナップです。骨伝導技術・防水性能・Bluetoothバージョンが最新の製品ラインナップより低い欠点があります。現在は、リーズナブルな普及モデルである「OPENMOVE」が販売されているため、「AIR」「TITANIUM」をあえて購入するメリットはありません。
「AfterShokz」のメリット
- 音楽を聴きながら安全性を確保できる
- コミュニケーションを阻害せずに音楽を楽しめる
- 自然な装着感で耳が痛くならない
- 防水性能が高く雨や汗が気にならない
- 難聴のリスクを軽減できる
音楽を聴きながら安全性を確保できる
「AfterShokz」は耳をふさがないため、音楽を聴きながら同時に周囲の音も聞こえます。自動車や自転車が接近する音、遮断機の音、周りの人の声など環境音を聞くことで、安全性の確保に役立つのです。
コミュニケーションを阻害せずに音楽を楽しめる
「AfterShokz」は、人と人とが繋がり合うというコンセプトのもとに生まれた製品です。周りの声が聞こえることで、家族との会話や子供からの呼びかけなど大切な人とのコミュニケーションを阻害せずに音楽を楽しめます。
自然な装着感で耳が痛くならない
イヤホンやヘッドホンの装着で耳が痛くなる経験をした方は多いでしょう。「AfterShokz」は、ラップランドチタンフレームによって顔にフィットする自然な装着感。一日中装着していても快適に過ごせます。
防水性能が高く雨や汗が気にならない
「AfterShokz」は、屋外での装着に備えて高い防水防塵性能を有しています。雨や汗から本体を保護してくれるため、外出時に濡れることを全く気にする必要がありません。
難聴のリスクを軽減できる
耳をふさぐイヤホンやヘッドホンは、突然の大音量による難聴のリスクが存在します。しかし、「AfterShokz」であれば耳をふさがないため、難聴のリスクを軽減できます。また、騒がしい環境でも骨伝導なら聞きやすいため、大音量にする必要がありません。
「AfterShokz」のデメリット
- 音楽への没入感が物足りない
- 空気伝導ヘッドホンと比較して音質が劣る
- ボリュームを上げると音漏れする
- ヘッドホンとしては価格が高い
- メガネやサングラスと相性が悪い
音楽への没入感が物足りない
「AfterShokz」は、耳をふさがないため環境音が聞こえます。周りの音に気を配りたい方にはメリットになりますが、逆に音楽だけに集中したい方にとってはデメリットとなります。
空気伝導ヘッドホンと比較して音質が劣る
「AfterShokz」の音質は、同価格帯のイヤホンやヘッドホンと比較すると劣ると感じる方が多いようです。ただし、「AfterShokz」の世代が新しくなるにつれて、骨伝導技術の開発が進み、音質が向上しています。
ボリュームを上げると音漏れする
骨伝導ヘッドホンは、耳をふさがないためボリュームを上げると音漏れがあります。ただし、「AfterShokz」は骨伝導技術の開発を進めるにつれて音漏れを軽減。「AEROPEX」を例に挙げると、前世代の「Air」より音漏れを50%減少しています。
ヘッドホンとしては価格が高い
「AfterShokz」は、普及モデルの「OPENMOVE」でも実売で8,000円ほどの価格です。ヘッドホンの中では中~高価格帯に入る製品で、価格が高いと感じる方もいるでしょう。
メガネやサングラスと相性が悪い
「AfterShokz」は、構造上耳にかけるデザインを採用しています。メガネやサングラスとの同時使用は可能ですが、取り外しの際には多少不便を感じる場合があります。
「AfterShokz」おすすめの使い方
- 屋外でのランニング
- 音楽を聴きながら在宅ワーク
- 周りの音を聞きながら通話する仕事
屋外でのランニング
音楽を聴きながら在宅ワーク
周りの音を聞きながら通話する仕事
「AfterShokz」はこのような方におすすめ
- 音楽を聴きながら運動したい
- 音楽を聴きながら仕事したい
- 音楽を聴きながら呼びかけに反応したい