【基本】やりたい事で購入するパソコンを決める
パソコンを購入したい方にまず聞く質問が、「パソコンで何をやりたいのか?」です。すると、様々な答えが返ってきます。
- 「インターネットができればいい」
- 「YouTubeを見たい」
- 「WordやExcelを使いたい」
上記のような答えであれば、高性能なパソコンを購入する必要はありません。新品で5万円以上であれば、好きなデザインのパソコンを購入してOKです。
- 「最新のゲームをしたい」
- 「YouTubeに動画を投稿してみたい」
- 「一眼レフで撮影した写真を編集したい」
ただし、上記のような答えが返ってきた場合は要注意です。動画編集や最新のゲームプレイには高性能なグラフィックボードが必要となります。本格的に写真編集したい場合は、メモリーが多い方が便利です。
パソコンでやりたいことによって、必要な性能は変わります。だから、パソコンに詳しい人は「パソコンで何をやりたいのか?」をまず最初に聞くわけです。
【注意】やりたいことは本当に正しいのか?
パソコンを購入したい人に「パソコンで何をやりたいのか?」を質問することは、とても理にかなっています。しかし、パソコン初心者の「インターネットができればいい」という答えは本当に正しいのでしょうか?
パソコンでYouTubeを見ているうちに自分も動画投稿したくなるかもしれません。
友人に「パソコンを購入したなら、一緒にゲームしよう」と誘われるかもしれません。
せっかくパソコンを購入したのだからと、撮影した写真を編集したくなるかもしれません。
パソコンでできることは無限大です。しかし、あまりにできることが多すぎて初心者は「パソコンで何ができるのか」を広く想像できていない可能性があります。「インターネットができればいい」という答えは、その典型的な例だと推測できます。
パソコンでは様々なことができるからこそ、初心者には「できることの可能性を広げてくれるパソコン」を勧めたいわけです。
【参考】ひろゆき氏が寄付したパソコンの性能
参考に、ひろゆき氏が児童養護施設に寄付したパソコンの性能を見てみましょう。
スペックを重要な項目に絞って抜粋します。
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Intel Core i5-10400 プロセッサー 2.90 GHz |
メモリー | 16GB |
SSD | 512GB |
グラフィック | NVIDIAR GeForce GTX 1660 6GB |
モニター | フルHD |
上記のスペックは、「やりたいと思ったことは大体できる」性能です。グラフィックボードが搭載されているため最新のゲームもできるし、メモリーが16GBあるため画像処理ソフトもスムーズに動作します。
さらに、予算は一台が10~15万円程度に抑えられています。「パソコンでできることがよく分からない初心者」には最適なパソコンと言えるでしょう。
なぜノートパソコンを勧めるのか?
ひろゆき氏が配布したパソコンはデスクトップ型のパソコンでした。しかし、個人で購入する場合はノートパソコンをオススメします。その理由は以下の通りです。
- 簡単に持ち運びできる
- カフェやコワーキングスペースに持ち込める
- コンセントを抜いても電源が落ちない
ノートパソコンは机やテーブルなど好きな場所に置けます。携帯性に優れているため、カフェやコワーキングスペースで作業することも可能です。
また、パソコンは不意に電源を落とすと、ダメージを受ける可能性があります。ノートパソコンはバッテリーを搭載しているため、コンセントを抜いても電源が落ちません。停電時もバッテリーがあれば、しばらく動作するため安心です。
なぜゲーミングパソコンを勧めるのか?
最新のゲームをするためには、全体的に高い性能が必要です。ゲーミングパソコンは、CPU・グラフィックボード・メモリー・SSDに良い部品が使われます。スペックの見方が分からない初心者でも、とりあえずゲーミングパソコンを買っておけば安心です。
ゲーム以外でも、動画・画像編集や統合開発環境を使用したプログラミング等は高い性能が必要となります。性能が高いゲーミングパソコンは、様々な作業で力を発揮するでしょう。
ただし、激安パソコンの中には「ゲーミングPC」と名乗っておきながら性能が低いパソコンも存在します。10万円以下の価格が安すぎるゲーミングパソコンには注意しましょう。