タワーファンのデメリット
- 分解が難しく掃除しにくい
- 動作音がうるさく感じやすい
- 広い部屋には不向き
- 扇風機よりも価格が高い
- 何かをひっかけた時に倒れやすい
タワーファンは扇風機と構造が異なるため、扇風機で感じなかった点が気になる場合があります。そこで次は、タワーファンのデメリットについて扇風機と比較しながら見ていきましょう。
分解が難しく掃除しにくい
タワーファンは構造が複雑な分、分解が難しく掃除がしにくい欠点があります。簡単に分解して水洗いできる扇風機と違い、分解して掃除にする方法は手間がかかるでしょう。
タワーファンはホコリが内部へと入りにくい構造になっているので、普段の掃除は乾拭きで十分です。送風口や吸気口にホコリが付着した場合は、掃除機で吸うことで除去できます。
動作音がうるさく感じる
タワーファンは羽が小さく風力で扇風機に劣るため、モーターでファンを高回転させて総風量を稼ぎます。モーターを高回転させると音が大きくなるため、扇風機と同じ風力を出すと動作時の音量が気になるでしょう。
広い部屋での使用には不向き
タワーファンは一つひとつの羽の大きさが小さいため、総風量で扇風機に劣ります。よって複数の人がいるリビングで、全ての人に風を届けるような使用法には不向きです。
また、風力が弱く拡散しやすいため、広い部屋では遠くの方まで風が届かない可能性があります。
扇風機よりも価格が高い
タワーファンは、扇風機よりも構造が複雑な分、価格が高い傾向にあります。例えば、Dyson(ダイソン)のフラッグシップモデル「Pure Hot + Cool」は実売価格7万円前後となっており、扇風機よりも高価です。
さらに空気清浄機機能付きの製品は、フィルター交換のランニングコストを考えておく必要があります。
何かをひっかけた時に倒れやすい
タワーファンは省スペースに設置できる分、床との設置面積が小さく倒れやすい欠点があります。
例えば、洋服を着る時にひっかけたり、ぶつかった際に倒したりしないように気を付けましょう。
タワーファンのメリット
- 狭いスペースにも設置できる
- スタイリッシュでオシャレなデザイン
- 回転羽でケガする心配がない
- 自分がいる場所に風を送れる
- 空気清浄機能付きを選択できる
タワーファンの購入を考えている方は、扇風機とタワーファンのどちらを購入しようか迷われている方も多いはずです。そこでまずは、タワーファンのメリットについて扇風機と比較しながら見ていきましょう。
狭いスペースにも設置できる
「タワーファン」は製品にもよりますが、縦横の長さが20~30cm四方に収まる製品が多く、狭いスペースにも設置できます。
また扇風機は、本体の設置スペースに加えて首振りするスペースが必要です。しかしタワーファンの場合は、本体が回転するため首振りスペースは必要ありません。
扇風機は首振りスペースも含めると約50cm四方のスペースが必要となるため、タワーファンは設置面積にして4分の1程度のスペースで済むことになります。
スタイリッシュでオシャレなデザイン
「タワーファン」最大の特徴は、スタイリッシュでオシャレなデザイン。モダンなリビングや落ち着いた雰囲気の寝室にも、インテリアとしてすんなりと溶け込みます。
デザインに関する扇風機との大きな違いは、回転するファンの形状です。プロペラ型の形状のファンを採用する扇風機と違い、タワーファンは細長い板状の羽根が筒状に取り付けられている「シロッコファン」を採用しています。
そのため、ファンを露出することなく小さなスペースに組み込み、自由にオシャレな製品デザインを実現できます。
回転羽でケガする心配がない
タワーファンは回転羽が露出していないため、指を突っ込んでもケガをする心配がありません。お子様やペットがいる家庭では、回転羽がないと安心できるでしょう。
特に小さなお子様は、扇風機の安全カバーを取り付けていても指を突っ込んでしまう場合があります。気が付くと子供が扇風機を触っていてビックリするような、ヒヤリ事故を防ぐために有効的です。
自分がいる場所に風を送れる
タワーファンは、扇風機と比較して縦方向に幅広い風を発生させる特徴があります。ちょうど人の形にフィットするため、特定のスポットへと風を送るような使い方に最適です。
また、タワーファンは小さな羽がたくさん付いているため、風が柔らかく感じられます。扇風機の直接的な風が苦手な方は、タワーファンの自然に近い風が心地よく感じられるでしょう。
空気清浄機能付きを選択できる
タワーファンには空気清浄機能が付いた製品があります。扇風機と違い、一度取り込んだ空気のニオイや汚染物質を除去してから送風するため、清潔で心地よい風を感じられるでしょう。
空気清浄機能は締め切った部屋で効果を発揮するため、エアコンとタワーファンの相性は抜群です。エアコンの風を部屋中に拡散することで、冷暖房の効果を助ける役割を果たします。