冷凍庫に付いた多量の霜を効率よく取る方法
冷凍庫に多量の霜が付くと、冷却力が低下し庫内が冷えにくくなります。また、庫内を設定温度に冷やそうとモーターがフル回転するため、電気代が増加する原因にもなります。
直冷式の冷凍庫は霜が付きやすく、1~2ヶ月に1回程度の霜取りが必要となります。冷凍庫の霜を効率よく取る方法について、手順を追いながら解説します。
1.冷凍庫を空にする
霜を取るためには温度を上げて霜を溶かす必要があります。庫内の食品が傷むため、まずは冷凍庫を空にしましょう。
2.電源プラグを抜いて電源をオフにする
電源スイッチがある冷凍庫は電源をオフにしましょう。電源スイッチがない冷凍庫は電源プラグを抜くことで電源をオフにできます。
3.霜が溶けるまで待つ
ある程度の霜が溶けるまで待ちます。霜が氷のように分厚くなっている場合は、ある程度溶けるまでに半日程度かかります。
4.霜を取り除く
プラスチック製のへらやスプーンを使って、氷を剥がし取り除きます。金属製の道具は庫内を傷つけ、故障の原因となるため絶対に使ってはいけません。
5.庫内に付着した水滴をふき取る
乾いた布を使って、庫内に付着した水滴をきれいに拭き取ります。ドアのパッキンなど水分を全て取り除くことで、次の霜ができにくくなります。
6.電源プラグを挿して電源を入れる
電源スイッチがある冷凍庫は電源をオンにします。電源スイッチがない冷凍庫は電源プラグを挿して電源を入れます。
7.庫内が冷えてから食品を入れる
電源を入れてすぐに食品を入れると、庫内が冷えるまで時間がかかります。庫内を十分に冷やしてから食品を入れましょう。
絶対にNG!霜取りする際の注意点
冷凍庫の霜取りを行う際には、いくつかの注意点があります。特に絶対にやってはいけない、故障の原因となる霜取りの方法を紹介します。
×金属製の道具を使って氷を剥がす
金属製のナイフやスプーンを使って氷を剥がす方法は、庫内の壁を傷つける可能性があります。特に冷媒が通るパイプを傷つけてしまうと、もう修理することさえできなくなります。
×熱湯やドライヤーで氷を溶かす
熱湯やドライヤーを使って氷を溶かす方法は、庫内の壁や冷却器を変形させる可能性があります。壁や冷却の変形は故障の原因となります。