「レトルト亭」の特徴
「レトルト亭」は、レトルト食品を手軽に温め、調理することができる電気調理器です。デザイン家電メーカーである株式会社アピックスインターナショナルが開発し、クラウドファンディングでは目標金額の45倍以上を集めました。
一般的にレトルト食品は手軽に食べられるイメージがありますが、湯煎の場合は鍋やお湯を準備する必要があり、電子レンジ調理の際には耐熱容器に移し替える手間も必要でした。
しかし、「レトルト亭」を使えば、鍋も耐熱容器も不要です。レトルトパウチをそのまま温めることができるため、より手軽にレトルト食品を楽しむことができます。
メーカー | アピックスインターナショナル |
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製品名 | レトルト亭 |
型番 | ARM-110 |
消費電力 | 200W |
安全装置 | サーモスタット、温度ヒューズ |
サイズ | 255×80×200mm |
重量 | 1.5kg |
「レトルト亭」の良いところ
- 簡単操作で誰でも使える
- 環境にもお財布にもやさしい
- 「ながら調理」でも安全に温められる
簡単操作で誰でも使える
「レトルト亭」は、とにかく操作が簡単です。投入口にレトルトパウチを入れ、調理つまみを回すだけで調理が始まります。料理が苦手な方や、家電の操作が苦手な方でも十分に操作できるほど簡単です。
レトルトパウチが密封された状態で調理するため、本体が汚れる心配もありません。調理後の後片付けも含めて、気軽に使えます。
環境にもお財布にもやさしい
一般的な調理方法である湯煎や電子レンジ調理の場合、水を温めるために余計なエネルギーが必要であり、耐熱容器に移し替えてラップをかける手間や洗い物、そしてゴミが増えます。
一方「レトルト亭」では、最長で10分のタイマー設定の場合、1回あたりの電力量は0.034kWh。2023年の新電力料金目安単価である1kWhあたり31円で計算すると、1回の調理にかかる電気代は約1円で、環境にもお財布にも優しいエコに繋がります。
「ながら調理」でも安全に温められる
湯煎で火を使う場合は、安全のためにキッチンから離れることはできません。ただ火の番をするためだけに待つことになりますが、毎日仕事や勉強で忙しい現代人にとっては、その待ち時間がもったいないと感じてしまいます。
しかし「レトルト亭」は火を使わないので「ながら調理」に最適です。セットさえすれば、「勉強しながら」「他の家事をしながら」「ゲームをしながら」レトルト食品を温めることが可能。完了すれば「チン!」とお知らせがあり、すき間時間を有効活用できます。
「レトルト亭」の気になるところ
- 使えないレトルト食品がある
- タイマーが不親切で分かりにくい
- 「温め中に破裂した」という口コミが気になる
使えないレトルト食品がある
「レトルト亭」には、湯煎可能な「アルミパウチ」や、蒸気口のある「電子レンジ対応パウチ」が対応しています。ただし、パウチサイズや容量、包装材質によっては、市販のすべてのレトルト食品に対応しているわけではないので注意が必要です。
例えば、レトルトご飯や冷凍レトルトパウチは、うまく温められないため使用できません。またフリーザーバッグは、包装が溶けたり封が開く可能性があるため使用不可です。2つのパックを同時に温めると温度ムラが生じるため、1パックずつ温める必要があります。
タイマーが不親切で分かりにくい
「レトルト亭」の調理つまみには「小盛」「普通」「大盛」の表示があり、レトルトパウチの内容量に合わせて調理時間を調整します。ただし、内容量と調理つまみの対応表は取扱い説明書に記載されており、本体に直接表示がされていません。
取扱い説明書を見ながら調理めもりを調整する必要があるため、この点に関して口コミでは手間がかかると感じる声が多いです。また、内容量が少ない場合は「小盛以下」にセットする必要がありますが、明確な場所が示されていない点も不親切だと感じる人もいます。
「温め中に破裂した」という口コミが気になる
「レトルト亭」で温めている途中にレトルトパウチが「破裂した」という口コミが、WEB上やSNSで見受けられます。この現象についてメーカーの調査結果によると、突発的な「突沸」によって、レトルト食品が過剰に加熱されることが原因だと公式に報告されています。
問題となったクラウドファンディング版では、追加部品による対策が行われ、現在一般販売されている製品も改善が施されています。完全に「突沸」を防ぐのは難しいようですので、使用する際には温め過ぎないように十分注意が必要です。
「レトルト亭」でできるオススメの簡単レシピ
- 鍋を使わないで簡単パスタ
- 炊飯器要らずの簡単カレーライス
- 温めるだけ!簡単スープ
鍋を使わないで簡単パスタ
まずは「レトルト亭」対応のパスタソースを選びましょう。「レトルト亭」に投入して調理つまみを設定して、あとは「チン!」という音がするまで待つだけです。
パスタを茹でる際、大きな鍋は必要ありません。少量のお湯を電気ケトルで用意し、エビスの「絶品レンジでパスタ」に入れて、電子レンジで茹でることができます。
「レトルト亭」の消費電力は200Wですので、電子レンジと同時に調理してもブレーカーが落ちる心配が少ないのはうれしいポイントです。
炊飯器要らずの簡単カレーライス
パスタソースの場合と同様に、「レトルト亭」対応のカレーソースを選びましょう。パウチを「レトルト亭」に投入し、調理つまみを設定して、温まるのを待つだけです。
炊飯器でご飯を炊いていなくても心配はいりません。パールライスの「パックご飯」であれば、電子レンジで簡単に温められます。栃木県産コシヒカリが使用されており、お米本来の甘みを感じることができます。
温めるだけ!簡単スープ
「レトルト亭」対応のスープを選んでください。パウチを「レトルト亭」に入れ、調理つまみを設定して温まるのを待ちましょう。
ここで注意が必要なのは、温める食品が液体である場合、「突沸」が起きる恐れが高くなる点です。具材が少ないスープの場合は、目安の調理時間よりも短めに設定してください。